
札幌で日本外科学会集会、人権団体が啓発活動 37名の医師が法整備求め署名
このたび、北海道・札幌市で開催されました第126回日本外科学会定期学術集会において、台湾国際臓器移植ケア協会(TAICOT)と協力し、中国における臓器移植をめぐる問題についての注意喚起展示を行いました。 日本外科学会定期学術集会は、外科学分野で国内最大規模の学術集会です。現役の外科医をはじめ、医学部の学生、研修医、医療機器メーカーの関係者など、多くの医療関係者が参加されます。今回は京王プラザホテルや札幌市民プラザなど、札幌市内の複数会場で開催されました。 私どもSMGネットワークはTAICOT出店のブース出展に協力して、資料の配布や来場者との対話を通じて、中国での臓器移植問題の実態を日本の医療界にお伝えし、透明性を欠く国への渡航移植の規制を含む法整備を求める活動を展開いたしました。 会期中、法整備を求める署名活動には、医師37名の方々より賛同署名をいただきました。署名者のなかには、引退後に公的機関に移られた移植専門医2名も含まれていました。「30年前に日本の臓器移植環境を改善しようと奔走したが、30年が経過しても状況は変わっていない。若い世代の医師がさらに多く参加して取り組む必要がある」とお話しされました。 また、荒井勇雄札幌市議もブースにお越しいただき、臓器収奪問題について大変心を痛められました。黄千峯医師からの説明に対し、世界的に問題視されている点に強い関心を示されました。 学術集会のために来道したTAICOTの黄千峯医師は、昨年6月の東京シンポジウムに登壇された大久保恵太医師(腎臓病総合センター腎移植外科部長・医学博士)とも交流しました。大久保先生は長年、日本の移植医療の課題に取り組んでおられ、SMGネットワークスタッフに対し、今年9月に東京で開催される日本移植学会総会での展示参加を推奨されました。 ブースには多くの医学生や若い医療関係者の皆様がこられ、父親が中国・上海の大学で教鞭をとられているという医学生の方からは、中国国内での誘拐人口増加への懸念をお聞きし、国際ポスターコンクール銀賞受賞作品のエピソードにも強い関心を示されました。 黄千峯医師は、今回の学術集会について次のように語っています。「2018年の泌尿器科学会に参加した時と比較しても、関心を持って問題を直視される方が増えたと感じました。時代が変わっているのを肌で感じました」。 滞在中、黄医師は台北駐日経済文化代表処札幌分処の粘信士処長とも面会し、臓器移植をめぐる法整備について意見交換を行うことができました。 SMGネットワークは、TAICOTを含む国際機関と協力して、中国における良心の囚人を対象とした強制臓器収奪の停止を求め、日本国内の医療関係者、議員、市民の皆様への情報発信を継続してまいります。 今回の出展では、現役外科医の皆様だけでなく、次世代を担う医学生や研修医の皆様とも多くの接点を持つことができました。私どもは、9月に東京で開催される日本移植学会総会への展示参加も視野に入れ、今後さらに医療界との連携を深め、活動の輪を広げてまいります。 ご支援・ご協力のお願い この活動は、多くの方々のご理解とご支援により成り立っております。医療関係者の皆様、学生の皆様、議員の皆様、そして市民の皆様におかれましては、臓器移植の透明性向上と法整備に向けた取り組みにご関心をお寄せいただき、ぜひSMGネットワークの活動にご賛同・ご協力賜りますよう、心よりお願い申し上げます。 今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。 SMGネットワーク
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