中国における臓器移植を考える会
SMGネットワーク設立4周年集会開催のお知らせ
SMGネットワーク(中国における臓器移植を考える会)は、中国共産党による法輪功学習者、ウイグル人等に対する臓器収奪・迫害等を取り上げ、周知・啓発活動を続けて来て、今年で4年目を迎えましたが、残念ながら、今もなお、これらの人権問題は続いています。
この1年で臓器収奪問題をめぐる世界の情勢に様々な発展が見られます。2021年6月、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の特別報告者12名により、中国において「臓器狩り」が、法輪功学習者や、ウイグル人等に対して行われていることについて懸念の表明がありました。また、欧州議会では、中国における”臓器狩り”が継続しているという報告を受けて、2013年に続き、5月初旬に2度目の非難決議が行われました。
また、イギリスのデイリーメールでは、2021年Netflixで話題になった「イカゲーム」において描写された臓器摘出の場面は、中国では実際に起きているとして、臓器移植問題を取り上げました。また、ドイツの週刊誌シュテルンでも、今年に入って取り上げています。このように、欧州では大手メディアが、この問題を取り上げる動きがみられます。
今回の集会では、中国の人権問題を憂慮する国会議員の先生方からご挨拶等を頂いた後、臓器移植問題をテーマとして新たに製作された映画「冷戦の中のカナリアたち」(Canaries in a Cold War ※カンヌ映画祭 最終選考選出作品)の上映および、中国の現地で臓器移植問題の状況を調べ、英国で開催された中国・民衆法廷で証言をした在米中国人の于溟氏からネット中継でお話しをお伺いする予定です。同氏の証言はBBC・FOXでも報道されています。

※カンヌ映画祭 最終選考選出
※ヨーロッパ映画祭 ベストドキュメンタリー賞
※ゴールデンハーベスト映画祭 ベストドキュメンタリー賞
※ラスベガス映画アワード ベストドキュメンタリー賞
等・・
~あらすじ~
2021年の初め、シンガーソングライターで人権活動家のジェームズ・H・ホワイトは、北京冬季オリンピックに抗議する曲を作るため、ワシントンDCに向かう。中国で拷問を受けた3姉妹の痛ましい話を聞いた彼は、3姉妹から聞いた話に光を当てようと、大西洋を飛び、何人かの専門家と話をする。
世界有数の人権専門家、弁護士、そして想像を絶する事態に直面し、生き延びた人々への悲痛なインタビューが盛り込まれたジェームズの1年にわたる旅は、すべてが始まった場所であるワシントンDCに戻り、そこで彼は厳しい現実に直面することに・・・
※題名について・・・英語に「鉱山のカナリア」という表現がある。炭鉱で二酸化炭素を測量するためにカナリアが用いられる。カナリアは鉱夫に比べて呼吸が早く、体も小さく、新陳代謝も良いので、鉱夫より先に倒れ、鉱山の危険性を鉱夫に警告する。

プロフィール:
中国出身の企業家、現在は米国に在住。30歳に中国東北の瀋陽でアパレル工場を設立し、100名近くの人を雇用。法輪功を修煉することで4度に渡り逮捕され、強制労働施設、刑務所に12年収容されていた。中国の病院の移植科に潜入調査を行い、多くの証拠映像を集めた。米国に亡命後、イギリスの「(中国共産党政府による臓器収奪に関する)民衆法廷」に参加し証人として証言する。
この機会を、より一層この問題を日本各界に広めるための契機としたいと考えております。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
会場の都合により定員40名の予約制となっております。
とき:2022年5月27日金曜日 15時〜17時30分
場所:衆議院第2議員会館 第4会議室
※会館でのイベント名は「中国人権状況に関する検討会議」となっています。
一般の方もご参加いただけます。どなたも、是非ご参加下さい。
お申込みは、下記こくちーずリンクから
※于溟氏(Yu Ming)のセッション