デービッド・マタス弁護士とエンヴァー・トフティ(元)外科医の来日に伴い、8月の9日(金)、シンポジウム、および「地方議員の会」設立2周年記念総会を開催する運びとなりました。  前半のシンポジウムでは、6月17日に最終裁定が出された中国民衆法廷の報告を始めとする臓器狩り問題をめぐる世界情勢、日本にできること、ウイグル人の人権弾圧の状況などを取り上げます。

2019.8.9【東京:参議院会館】中国臓器狩り問題 国際民衆法廷報告会 & 第2回SMG臓器移植を考える全国地方議員の会 総会開催のお知らせ

 
 
 
 

人類史上未曾有の現在進行形の国家犯罪

 

―世界の人権問題権威が中国の国家犯罪に判決―

 

昨年末から今夏にかけ、人権問題の専門家らが英ロンドンに会し、中国の臓器狩り問題についての民衆法廷を開きました。約1年にわたる審議(50名の証言、千ページを超える資料、ドキュメンタリー)の結果、中国における無実の人々からの強制臓器収奪は間違いなく行われており、現在も続いている」と結審しました。
当SMGネットワーク(中国における臓器移植を考える会)では、この法廷に証言者として出席した2人をゲストに迎え、中国臓器狩り問題に関する国際民衆法廷の報告、日本にできることを提示してもらうと同時に、ウイグル問題を含めた最新の中国人権事情を解説していただきます。

(左)エンヴァー・トフティ元医師、(右)デービッドマタス弁護士 ※(写真提供:松本安朗氏)

 

後半の「地方議員の会」では、これまでの活動、今後の国会議員への呼びかけについて取り上げていきます。地方議員の会の賛同議員は全国109名にのぼり、既に77の地方自治体から中央政府に向けて意見書を提出してもらうに至っております。一般公開のイベントですので、ご参席された方々が、ご自分の選挙区の議員にはたらきかけていく基盤となればと願っております。
 

日 程:2019年8月9日(金)

場 所:参議院議員会館1階 101会議室

時 間:13:00開演(12:50開場)

資料代:1,000円  

要申込(コクチーズ):https://www.kokuchpro.com/event/2019_8_9_etac_smg/
※資料準備の都合のため

 

第1部 テーマ:英国民衆法廷・良心の囚人からの臓器収奪について
登壇者:

デービッド・マタス(国際人権弁護士)

エンヴァー・トフティ(ウイグル人元外科医)  

 

第2部 中国における臓器移植を考える全国地方議員の会

活動報告

15:30 終了予定

 

本件に関するお問い合わせ
中国における臓器移植を考える会 事務局 
根本敬夫
携帯 080-5173-8550
Mail:y.nemoto(a)smgnet.org  

以上

 


スピーカー略歴

デービッド・マタス氏

カナダのウィニペグを拠点とする国際的な人権擁護の弁護士、著述家、研究者。2009年カナダ勲章、2010年国際人権協会スイス部門人権賞、2016年ガンジー賞など、多くの賞や栄誉を授かる。
2006年報告書を『中国臓器狩り』(2009年)として共著出版。『国家による臓器狩り』(2012年)共編出版。『2016年最新報告書』共著発表。
キルガー氏と共に、この問題に関する調査の功績から2010年ノーベル平和賞候補となる。

 

エンヴァー・トフティ氏

東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)のハミ(クムル)市生まれ。ウイグル自治区の首都のウルムチ市で小学校、中学校の教育を受ける。シヘジ医科大学を卒業後、腫瘍外科医として鉄道中央病院で13年勤務。 1995年、若い外科医であった当時、上司の外科主任に命じられ、死刑囚から臓器を摘出。中国によるウイグルでの核実験摘発のため1999年にイギリスに亡命。英国に在住することで意識が変化し、罪悪感に目覚める。以来、世界各地の公聴会や上映会に参加し、中国での臓器収奪の真実を訴える。

 

マタス氏もトフティ氏もロンドンを会場とした「中国での良心の囚人からの強制臓器収奪に関する民衆法廷」の公聴会で証言している。