7月の終わりに厚生労働大臣の加藤勝信が北京入りして、日本からの無償ODA(165億円)で建てられた中日友好病院などを視察したことが報じられました。

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                          Stop Medical Genocide!

           (中国の医療虐殺を止めろ!)

SMGネットワーク(中国における臓器移植を考える会)

事務局通信 [5]

2018/8/16

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7月の終わりに厚生労働大臣の加藤勝信が北京入りして、日本からの無償ODA(165億円)で建てられた中日友好病院などを視察したことが報じられました。

出迎えた中国側の孫陽・中日友好病院院長によれば、「中日友好医院を通じて中国から2000人以上の留学生を日本に派遣しており、東京大学、京都大学など12組織と学術交流し、戦略的な人材育成のための合同協議を締結している」とのことです。

加藤大臣、特に高齢者医療と漢方医学に関心を示し、今後の高齢化社会における両国の医学交流の接点として友好病院の役割に期待している――などと述べたそうです。

しかし大臣、ご存知だったでしょうか?

同院のなかにある肺移植センターは創立1周年を迎えたばかりというのに昨年の肺移植件数が全国第2位で、同センター長が「中国の移植技術を一帯一路関係国にも伝えたい」と発言していることを。

また、同院の副院長が「一帯一路の波に乗り、中国の胚移植事業を世界規模に拡大したい」と発言していることを。

無実の囚人から人体器官(主に臓器)を収奪し、これを国内外の富裕層に売り捌く中国の移植産業を、我々は「悪魔のビジネスモデル」と呼んでいますが、中国側には罪の意識はまったくないようです。それどころか、「こんなに患者に感謝され、こんなに簡単に大儲けできる技術を世界に広めてやって何が悪い」――まるでそう言っているようにすら、聞こえます。

この中日友好病院の例を見るだけで、「悪魔のビジネスモデル」に日本の医学と医療技術が、そして資金と物資がどれだけ加担してきたか、推量できます。――我々も同罪、とは勿論言いませんが、無関係であるとは言い切れないのです。

加藤大臣の中日病院訪問に関し、事務局では近日中に厚労省と大臣室にアポを入れる予定です。