中国の人道的危機:中国臓器移植の実態
~中国の移植医療の現場で一体何が行われているのか?~
ドキュメンタリー映画 国家の臓器(StateOrgans) の上映会
~あの日、私は現場にいた~
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カナダの国際人権弁護士デービッド・マタス氏による講演会
中国の臓器移植問題をご存じでしょうか。厚生労働省による調査によれば、2023年3月末時点で日本から海外への渡航移植者が、米国1位に次いで、中国が2番目に多いことがわかっています。
この度、この問題を初めて国際的に広めたカナダのデービッド・マタス国際人権弁護士の来日を受け、この中国臓器移植問題の勉強会のイベントを開催します。イベントでは、ドキュメンタリー映画の上映、デービッド・マタス弁護士による講演、中国本土で安否不明の家族がいる中国人法輪功学習者の話等の内容を予定しています。
この中国の臓器移植問題とは、今もなお中国で迫害を受けている、法輪功(気功)の学習者、ウイグル人、地下教会信者等の方達の臓器が移植用に使われているということです。
マタス氏が2006年に初めて広めて以降、もう20年近くになっており、アメリカでは、今年、下院でこの問題に関わるものを罰する法案(H.R.4132)が可決され、欧州議会では、2度目の決議案(P9_TA(2024)0037)が採択され、台湾、イスラエル、イタリア、スペインでは、既に渡航移植を抑止するための法律が制定されています。しかし、日本では、法律制定はもちろんのこと、この問題を知っている人が多くない状況で、渡航移植者もいることがわかっています。
映画では、当時この現場に立ち会った軍医や、法輪功の関係者等の証言を通して、この問題の実態に迫ります。このイベントを通して、参加者の皆様とこの問題について、一緒に考えていきたい思っております。どなたも、是非ご参加ください。

2025年アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門
公式コンテンダー作品(選考中)
2023年レオアワード 長編ドキュメンタリー部門
最優秀監督賞、最優秀音楽賞
米国で最も権威ある放送ジャーナリズム賞「ピーボディ賞」受賞のレイモンド・チャン監督が、7年をかけて完成させた衝撃作。中国における臓器収奪問題に関する最新ドキュメンタリー。 中国における臓器収奪問題の実態について、生体臓器収奪
の現場に立ち会った元軍医等、生々しい証言を通して、何千人もの無実の人々の命を奪い、今なお続く、政府主導の恐ろしい臓器収奪の現状が明かされていく。
公式サイト
https://stateorgans.com/
トレーラー(紹介動画)
https://reconnect.video/2dkw9h

演題 『良心の囚人からの臓器収奪 ドキュメンタリーが暴く権力下の虐殺』
略歴 カナダの人権弁護士、著者、研究者。国連総会カナダ代表団メンバーや国際人権と民主発展センター長歴任。
2006年、中国における強制臓器摘出に関する調査報告書を発表し、世界的な注目を集める。2008年にカナダ勲章を受勲。2010年ノーベル平和賞候補に推薦される。2017年にはガンジー平和賞を受賞。2018〜2019年、英国で行われたChina Tribunal(中国臓器収奪問題に関する民衆法廷)の2回にわたる公聴会で調査者として証言。
入場無料 ※事前申し込み(こくちーず)
担当 寺崎
TEL:050-3576-5634
メール:f.terasaki(a)smgnet.org
主催:一般社団法人 中国における臓器移植を考える会(SMGネットワーク)
関連リンク:
【SMGネットワーク】【2024.11.28(木)山口県:岩国】中国の人道的危機:中国臓器移植の実態 (「国家の臓器(StateOrgans)の上映と、デービッドマタス弁護士による講演会」)
http://smgnet.org/24-11-28-matas/