5月27日(金)東京:衆議院第2議員会館にて、SMGネットワーク4周年集会を開催しました。、国会議員・地方議員の先生方、報道関係者の方々、その他多くの方にご参加いただきました。

【5月27日(金)東京:衆議院第2議員会館】中国における臓器移植を考える会、SMGネットワーク設立4周年集会を開催しました。

 

 

  お忙しい中、国会議員・地方議員の先生方、報道関係者の方々、その他多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
 また、今回の集会に関わっていただきました、以下の国会議員・地方議員の方々に御礼申し上げます。

【国会議員】
櫻田義孝衆議院議員
一谷 勇一郎衆議院議員
三ッ林 裕巳衆議院議員 
石橋林太郎衆議院議員
 
【地方議員】
笠間昇綾瀬市議会議員
水島誠司茅ヶ崎市議会議員
丸山治章逗子市議会議員

●目次
・国会議員によるご挨拶
・地方議員によるご挨拶
・ドキュメンタリー映画「冷戦の中のカナリア達」
 ・SMGより国際サミット、世界宣言の紹介
・于溟氏による証言と質疑応答
・ウイグル人に関する臓器収奪問題(日本ウイグル協会 ハリマトローズ氏)
・全国地方議員の会 代表からのご挨拶

集会の内容について、紹介いたします。 

 

※以下写真提供:森本氏


国会議員によるご挨拶の様子

衆議院議員 櫻田義孝 先生

中国では臓器移植問題や少数民族を弾圧する等、人権が疎かになっている状況ですが、隣の大国であろうと、日本の民主主義をしっかりと守り、中国の間違った行為を改めさせる、とそのくらいのことをしなければなりません。
中国の抑圧された人たちを救うため、この運動を皆さんと共に発展させていきたいと思います。

衆議院議員 一谷 勇一郎 先生

 私は厚労委員会に委員として参加させていただいております。私自身も20年間、医療介護の分野で仕事をして参りました。私の妹が、後進国で医療に恵まれない方に医療を提供させていただいている中で、子供の臓器の問題を少し聞いています。
私自身まだ知識不足ですので、このような勉強会に参加させていただき、問題意識を国会内で広げさせていただきたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。


衆議院議員 石橋林太郎 先生

 臓器の強制摘出の事を初めて知ったのは2017年の夏、広島で法輪功の方がHard to Believe(知られざる事実)という映画の上映会を開催しており、それがきっかけでした、その時にウイグル人の医者でエンバー・トフテイさんが広島に来ていました。
 その時、トフティさんのお話を聞いて、少しでも、この問題を日本の方にお伝えしなければいけないと思い、私自身も地元広島で映画の上映会を開催させていただきました。この問題は当時、全く知られていない状況でしたので一人でも多くの方にこうした事実があることを知ってもらう、そして私達にできることはないかと考えていく、少なくとも認識して、声を上げていかなければならないという思いでした。

 昨年の10月に国政におくっていただきました。今日、ウイグル協会の方がお見えですが、ウイグル問題の事、チベット問題の事 そして南モンゴルの事等、そうしたことに取り組んでいる国会議員の議員連盟はありますが、臓器移植の問題、SMGのことについてはありません。出来たら私は、国会の中で議員連盟の立ち上げをして行きたいと思っています。・・

 まだまだ未熟ではありますが今日は皆さんと一緒に強い意志を持って、中国共産党の脅威から、大事な日本を守るために、そして世界の国々で、きちんと人権が自由が守られていくように、皆さんと共に手を携えて頑張ってまいりたいと思います、宜しくお願いいたします。

三ツ林裕巳 衆議院議員

中国では広範囲にわたって人権侵害が行われており、隣国である日本がしっかりと糾弾しなければならない。

※三ツ林裕巳先生からは、時間の都合上、会議上でのご挨拶はいただけませんでしたが、別途取材でのメッセージをご紹介しております。


地方議員によるご挨拶の様子

神奈川県茅ケ崎市 水島誠二先生

 私も丸山さんと一緒にこの活動をさせていただいておりますけども、まだ、地元では、漫画のような話でだれも信用しないような状況です。少しづつ、私もこの活動を広げていきながら、この中国のこの危険な実態を伝えていきたいと思っています。

綾瀬市議会議員 笠間昇 先生

 昔は、会場借りるのも一苦労でしたが、今では、国会の議員会館の会議室をお借りしたりできて、立派に会議を開くことができるようになりました。このように活動が広がってくると理解してくれる方々も増えてくると思いますので、根気強くこのような活動つづけていくことを記念いたすとともに、一員として、宜しくお願い申し上げます。

 


ドキュメンタリー映画「冷戦の中のカナリア達」の上映様子

主人公のジェームスがアメリカに住む法輪功学習者から話を聞く様子
中国新疆地区で撮られた数百人が警察に護送される様子を紹介する場面

中国人権問題の調査者イーサンガットマン氏から話を聞く様子

同じく国際人権弁護士デービッド・マタス氏から話を聞く様子

映画「冷戦の中のカナリア達」、Youtubeよりご覧いただけます。(約50分)

https://www.youtube.com/watch?v=gFeEp17sTn8

 


SMGより国際サミット、世界宣言の紹介

SMGネットワーク事務局 根本

 ここでは強制臓器摘出の阻止と撲滅に関する世界サミット、世界宣言について、話させていただきます。

 『ヨーロッパ、アメリカ、アジアの5つのNGO、 NPOが共同で開催する「国際サミット」が2021年9月17日から9月26日、開催されました。19か国から38人の専門家が参加しました。オンラインで行われた6つのセッションは合計数十万人が視聴しました。サミットの最終日には「強制臓器摘出の阻止と撲滅に関する世界宣言」を発表し、中国共産党の蛮行を阻止するよう全世界に呼びかけました。

会議に参加された専門家には、欧州議会議員、フランスの元閣僚、医師、教授、裁判官、弁護士そして人権活動家が含まれます。

発表者の出身国は次の通りです。アメリカ、イギリス、日本、韓国、フランス、スペイン、イタリア、カナダ、ポーランド、デンマーク、チリ、キューバ、スイス、ドイツ、スウェーデン、アイルランド、台湾、アルゼンチン、イスラエル。

 

※国際サミットのHP(英語)
https://worldsummitcpfoh.info/

 

 SMG野村旗守事務局長の発表が、国際サミットのホームページに収録されています。

 

※国際サミット~4日目の会議「臓器移植犯罪に関するメディアの沈黙と自己検閲」より~
https://worldsummitcpfoh.info/events/silence-and-self-censorship-by-the-media-regarding-forced-organ-harvesting-crimes/

 

 また、国際サミットの最終日2021年9月26日に、「世界宣言」が発表されました。

 

※世界宣言のホームページ
https://universaldeclarationcpfoh.net/lang/ja

 「世界宣言」は、アメリカの「強制臓器摘出に反対する医師の会(DAFOH)」、ヨーロッパの「CAP Freedom of Conscience」、日本の「移植ツーリズムを考える会(TTRA)」(こちらは、SMGネットワークの姉妹団体です)、韓国の「臓器移植倫理協会(KAEOT)」、そして台湾の「台湾国際器官移植関懐協会(TAICOT)」の5つのNGO、 NPO団体が共同で発表したものです。

「世界宣言」は、21世紀に生きる人々が、中国共産党による生きている人間からの強制臓器摘出という蛮行を阻止するという決意を示す最も厳粛な宣言であります。

人類の生存する価値を著しく侵害する、中国共産党による強制臓器摘出の阻止と撲滅に向けて具体的な方策を提示しました。

※世界宣言の詳しい内容は、以下のリンクより
https://universaldeclarationcpfoh.net/lang/ja/universal-declaration-texts/Japanese

以上でございます。ありがとうございました。

 


于溟氏による証言と質疑応答

于溟氏により撮影された
中国現地での移植医との会話中の映像

 

于溟氏(米国よりネット中継)

 于溟氏により中国現地で取得した一部映像が、Youtubeで紹介されています。

 

【Youtube 新唐人】米国NPO団体「共産主義受難者基金会」による政策フォーラムで、于溟氏による調査映像を公開

 迫害生存者による臓器狩りの調査映像を公開
于溟氏の隠し撮りによる李医師との会話中の映像
 https://www.youtube.com/watch?v=0CPdz3jI5J4

 

【Youtube FoxNews】【英語】中国の労働収容所における法輪功学習者の様子を写した潜入ビデオ(Undercover video reveals brutal treatment of Falun Gong prisoners inside Chinese labor camps)
https://www.youtube.com/watch?v=CedVnJOgwg4

 

于溟氏によるスピーチの一部を紹介します。

 みなさんこんにちは、みなさんといっしょにこういった形で参加出来て嬉しく思います。私自身、長い間、刑務所に入っていたから、その当時何回も血液検査をされていました。出た後には、臓器狩りのことを報告されるようになっていました。
 刑務所にいた経験から、そのことを実証しようと思いました。
中国の臓器収奪に関して、海外のメディアは報道しましたが、状況は一行によくなっていないと思っています。中国の移植は非常にコストが安く、非常に営利が高いです。

 中国では、病院で臓器移植を行う際、追加で約5万元、日本でいえば約76万円くらいお金をだせば、自分にあう臓器を1週間で見つけることができます。

 私が話していることは、法輪功だけでは無く、色んな人に及んでいます。幅広い方にこのことを注目をしてほしいと思っています。

私の知っている範囲では、大きい病院はほぼやっています。しかも1日おびただしいほどの手術が行われています。そのため、その臓器はどこからきたのかと疑問を持っていました。

 国際社会はこのことに注目をしてこの邪悪な臓器収奪を終わらせないといけないと思っています。

 国際社会は中国と経済的な関わりを大事にしているおり、中国のこうしたことや、人権弾圧に関しては、声を出してはいません。さらには、それを助長してしまっている風に思っています。
こうした行為に関しては、私たちは看過してはならないと思います。
 
 

~質疑応答の一部をご紹介します。~
  

血液検査は1回?それとも定期的に行われていた?

刑務所等に入る際に、1回血液検査を受ける。1週間に何回も血液検査を求められることもあった。
死刑囚と法輪功の人が血液検査の対象にされていた。
死刑囚は本来は後少しで銃殺されるが、その前に不自然にも血液検査をされていた。

 

沢山の潜入調査などされていると思うが、恐怖心などはなかったか?

実際潜入調査の際は、携帯を持って撮影したわけだが、入る瞬間に止められることもあった。「警備課を呼んでくるからちょっと待て」といわれたり、その時はすぐ逃げたが、こういった恐怖は当然ある。ただ、自分にとっては、1つの使命だと思って行っていた。
 

于さんがとった映像とかはどこかに公開されているか?

日本語版は少ないが、Youtube等ネット上に英語版、中国語版など沢山ある。もし興味が有れば、個別で送ることもできる。

    

干氏の取った動画が使われているYoutube関連リンク:


※以下日本語のリンク

【NTDTV】米国の「共産主義受難者基金会」政策フォーラムを開催し、中共の臓器狩りの罪状を発表
https://www.youtube.com/watch?v=0CPdz3jI5J4

【NTDTV】中国の元実業家 「法輪功迫害の現場映像を近々公開」
https://www.youtube.com/watch?v=CmclLlodne4

【NTDTV】中国での臓器狩は実在する!6つの事実から検証する【チャイナ・アンセンサード】
https://www.youtube.com/watch?v=C9FO-QcK1D0&t=728s

【ETAC】英国・中国民衆法廷での干氏の証言の様子
※彼が取った動画ではありませんが、ご参考まで
http://jp.endtransplantabuse.org/ct-hearings-2-1#Yu_Ming
 
 

※以下英語
Fox News(2019/5/22)
https://www.youtube.com/watch?v=CedVnJOgwg4

BBC World News 2019.6.17.(China Tribunal)
https://www.youtube.com/watch?v=Hn9EUBfXY7w

 

  
※以下中国語
親身經歷作證 『中共活摘人體器官』|【深度追擊 于溟 2020.4.19】

https://www.youtube.com/watch?v=ixG2yYJ68jY

被迫害的法轮功幸存者于溟冒死暗拍的视频

 

https://www.youtube.com/watch?v=cdZl_6SMJB4

【禁闻】旅美沈阳法轮功学员 录像揭秘迫害

https://www.youtube.com/watch?v=y5LA2CcBEsI


ウイグル人に関する状況について
(日本ウイグル協会理事 ハリマトローズ氏)

 

 SMGと4年前に知り合いになって一緒に頑張ってきました。ウイグル人を強制収容所や刑務所入れています。
中国は技能研修センターといっていますが、この写真を見て、技能研修センターに見えますか?
公安のpcに入っていたデータ(写真)をお見せしています。
・・・・

これ見てみて下さい。70代の方達です。
日本では80歳は普通ですが、ウイグルにとって70歳はもう年で、もうそろそろ死ぬ人達です。こういう人達も捕まえています。

さきほどの映画でも触れていました、これは虎ノ門ニュースでも取り上げられていましたが、空港に設置された臓器移動専用通路です。
私たちは、豚肉食べない、お酒も飲まない臓器は全部綺麗と思い
移植したいという方達が沢山いるらしいのです。
これはガシュカル空港に設置してあるもので、日本人記者がそこに行って写真を撮ったものです。
・・・・

今、強制収容所に囚われている300万人のウイグル人
かれらも臓器狩りの被害に遭わないように
一緒に頑張って、彼らの命を助けなければならないと思っています。

 


全国地方議員の会 代表からのご挨拶

神奈川県逗子市議 丸山浩章

 4年たちました。少しづつ活動が広がっていますが、なかなか解決の糸口がつかめないのが実感です。

2014年、議員会館前で一人で活動されている方から、仲間を助けてくださいと言われて、そこから、なんとかしないといけないなと思い活動を始めました。そう思ってから8年たちましたが、本当に協力して下さる方が少しづつ増えてきたので本当にありがたい話だなと思っています。
敵はものすごく強大で、なかなか解決できないという、じれったい部分があります。

国連がもう機能不全をおこしています。常任理事国のロシアがウクライナに軍事侵攻して そして同じく常任理事国の中国がこういう人権の蹂躙をしている・・・

もう国連は存在価値が無いんじゃないかと思っています。
ここは日本の国会議員の皆さんにがんばっていただいて、国連の機構改革をぜひともすすめていただきたいなと思っています。

ローズさんとも4年前に出会いまして、臓器狩り問題についての活動していた際にウイグルの方達も困っているんだという事をお聞きして、一緒に活動をしてまいりました。

で少しづつ皆さんに知られるようになったんですが、まだまだ知られていないし、本当の目的は達っせられていないのですから、是非ともここにいる皆さんのお力を少しでも結集して、この大きな問題に立ち向かっていきたいなと思っています。

どうかこれからもご協力をお願いしたいと思います。

今日は本当にありがとうございました。


関連リンク:

【大紀元】中国の臓器収奪停止を求めて…人権集会に国会議員ら参加 議員連盟結成すべきとの声も
https://www.epochtimes.jp/2022/05/107080.html

 

【Youtube まほろばジャパン03】※集会の映像を撮っていただいております。
https://www.youtube.com/watch?v=GNxczGA1Jxg

 

【看中国】【動画】国会議員、中国の臓器収奪停止を呼びかけ、SMGネットワーク年次集会
https://www.visiontimesjp.com/?p=33938