21/7/27 衆議院第一議員会館にてSMG地方議員ネットワーク(中国における臓器移植を考える全国地方議員の会)の2021年夏期集会の開催されました。コロナの状況がありましたが、お忙しい中、国会議員・地方議員の先生方、議員秘書の皆様、報道関係者の方々、その他多くの方にご参加いただき、ご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございました。 ※8/13 集会の内容の記事を追加しました。

【東京 衆議院会館 21/7/27】SMG地方議員ネットワーク(中国における臓器移植を考える全国地方議員の会)総会が開催されました。

総会後の記念撮影(写真:大紀元)

 

 コロナの状況がありましたが、お忙しい中、国会議員・地方議員の先生方、議員秘書の皆様、報道関係者の方々、その他多くの方にご参加いただき、ご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございました。

 また、今回の集会に関わっていただきました、以下の国会議員・地方議員の方々に御礼申し上げます。

【国会議員】

和田政宗参議院議員

櫻田義孝衆議院議員

山本ともひろ衆議院議員

島村大参議院議員

原田義昭衆議院議員

吉田統彦衆議院議員

城内実衆議院議員

杉田水脈衆議院議員

山田宏参議院議員

 

【地方議員】

笠間昇綾瀬市議会議員

水島誠司茅ヶ崎市議会議員

中村一夫大和市議会議員

永井浩介海老名市議会議員

荻須智之四日市市議会議員

小野なり子千代田区議会議員

近藤ゆかり柏崎市議会議員

丸山治章逗子市議会議員

三井田孝欧元柏崎市議会議員

石橋林太郎元広島県議会議員

 

●目次

・国会議員によるスピーチ

・地方議員によるスピーチ

・地方議員の会 副代表世話人 石橋 前広島県議による「臓器収奪に関する過去3年の世界の動き」の説明:

・2004年に殺害され臓器収奪された疑いがある父を娘へのインタビュー動画の放映

・6月に母が不当逮捕された法輪功学習者の付さんのスピーチ

・レオンリー監督作品の新しい映像作品について:

・弊会の挨拶

 

集会の内容について、紹介いたします。 


国会議員によるスピーチ

一部を紹介いたします。

衆議院議員 櫻田義孝 先生

「・・・・このような恐ろしい行為が中国共産党によって行われていることが信じられませんでした。今や、世界中の政府、ジャーナリスト、国会議員、地方議員が、こうした事実を知り、中国高三等に抗議の声を上げ始めています。中国共産党は、内政問題であると答えをはぐらかしていますが、このような非人道的な行為は世界人類、世界各国の共通の問題として取り組まなければなりません。・・・」

 参議院議員 和田政宗 先生

「・・・・
デービッドマタス氏の中国臓器狩りを読んでから、しっかりと取り組んでいかなくてはならない課題であるということで取り組んでまいりました。
・・・本当にとんでもないことが行われているという認識ですが、今だに中国共産党の行動は変わっていないと認識をしております。

法輪功・ウイグルを中心とする方々の臓器の売買、摘出・こういたことによって、臓器移植が行われているという現状をなんとしても止めなくてはならないと思っています。

国会においては、ウイグルの人権弾圧を非難する決議案 これが先の国会では通すことができませんでしたが、次の臨時国会で速やかに通して 我が国 日本の意思を示していかなくてはならない、またジェノサイドということを認定して、中国に対処していかなければ、世界に誤ったメッセージを日本が発することになってしまうと思っています。」

 衆議院議員 山本ともひろ 先生

 

「・・・自由・民主主義・平和・人権といった、我々にとっての普遍的な価値観こういった普遍的な価値観を一顧だにしない国もある、そういうところでは、人権が蹂躙され、命が奪われ、大変困っている方々がいる、なかなか我々は国家をまたぐと内政干渉という壁にぶち当たりますが、なんとか普遍的な価値観を共有している国々と力を合わせて、困っている人たちを救うということが我々政治にかにかせられた使命だとおもっています。」

 参議院議員 島村大 先生

「・・・命を救うということは大切です

しかしそのために犠牲になっている方々それも自らの提供ではなくてやはりこの何らかの理由で提供せざるを得ない、提供されてしまうことが起こっているという事は日本としてしっかりと発信しないといけない1つの大きなテーマだと思っておりますので、一緒になってこの犠牲になっている方々を1人でも救うために 日本が先頭に立っていかなくてはいけないということで、皆様ともに活動をさせていただいと思います宜しくお願いいたします。」

 


国会議員よりお寄せいただいたメッセージ

メッセージの一部を紹介いたします。

 

参議院議員 山田宏 先生

「・・・中国政府によるウイグルやチベットの人々に対する臓器収奪は人類史上類を見ない犯罪行為です。世界各国は非難決議や、臓器移植禁止を行う中で日本も自由・民主主義、法の支配・人権を重んじる国家として行動する責任があります。
 私も本日集まりのみなさまと共に行動してまいりいます。」

衆議院議員 杉田水脈 先生

「・・・・

何者からも脅かされることなく安心して暮らせる社会を希求することは人類普遍の価値観です。

如何なる国や地域によっても人種や思想信条信仰の違いなどでの迫害や弾圧を看過することは許されることではありません。

我が国も国際社会で広まる批判の声と足並みをそろえて行動すべき時です。

一日も早く中国国内ですべての人が本来あるべき穏やかな生活することができる体制となりますことを心より念じ、全国津々浦々でのご活躍されている地方議員の皆様をはじめとして心より皆様のなお一層のご活躍を衷心よりお祈り申し上げます。


地方議員によるスピーチ

 

一部を紹介いたします。

笠間昇 綾瀬市議会議員

「・・・・・こういった臓器収奪といった、本当にひどい事が行われているということを聞いたときに、これは議員としてというよりも、人として許してはしてはいけないという思いで参加して活動をしています。

・・・

まだまだこの問題全然解決しておりませんので
どうかこれをお聞きになっている方そしてここに参加されている方には
一人でも多くの方にこういった問題はあるんだよと、まずは周知啓発から構いませんので、どうか今後とも一つご協力を宜しくお願いいたします。

水島誠司茅ヶ崎市議会議員

「・・・

人道的に許せない中国の行いをもっともっと世界に発信していかなければならないと言う風に考えております。

すこしづつですけども、SNSなどを通じて発信をしています。

その中で医療関係者から水島さんこういう活動をしているだねということで、すこしづつですけども、認識が増えて行っています。
茅ヶ崎でもこういった勉強会ができればなというふうに我々も取り組んでおるところでございます。
・・・

中村一夫大和市議会議員

「・・・

地方議員はこういう大きな問題で何ができるのかということがあるんですけどやっぱり私たちの周りにはは私たちを応援してくださっている10人100人そういった方々がいらっしゃいますそういう方々に私たちがこういう話をすることによって今までこの中国で行われている声恐るべき出来事にほとんどしらなかなかったという方も、「そんなことあるの!?ぜひネットで調べてみて 沢山出てくるから」そんな形から、日本の一人一人の認識が高まっていけばそれが大きな政治を動かして、やがてこの中国の恐ろしいこういう行為を止めさせていくことにつながるとに信じています。・・・・」

荻須智之四日市市議会議員

「・・・
この3月に、三重県議会、自民党を対象として、ウイグル人の方関西在住の方5名の方が、窮状を訴えてきました。

ウイグル協会の会長も東京から足を運ばれて、主に県会議員に話をされました。

その中で、議員から6月の議会に一般質問取り上げたらどうかという話が上がりました。

たまたまの3月にウィシュマ・サンダマリさんというスリランカの方が名古屋の出入国在留管理庁(に収容中に)でお亡くなりになった事件も絡めて、地方自治体が日本にいらっしゃる外国人にどういう協力ができるのかということをテーマにして聞きました(議会の一般質問にて)

とうとつに取り上げてもいけないと思いましたので、四日市市に勤めている鈴鹿在住のトゥチャ族と土の家の族と書く小数民族、といっても800万いますが、この方が、中国一旦里帰りした際に法輪功の信者ということで拘束されました。もう彼女は帰ってこれないという状況で、身近なところにそういう方がいるということでアピールさせていただいたんですがなかなかこれと言ってすぐ動きはできませんでした。

少しずつ、賛同者が増える中、ウイグル問題が大きくなってきていますが
ただその先に、ヒューマンハーベストなる違法な臓器移植というのがあるんだよということをアピールしつつあるところでございます。
・・・」

※スピーチで触れていた一般質問の映像

四日市市議会 インターネット中継
令和 3年 6月定例月議会(第2日 6月14日 一般質問)
12:40秒ほどから

http://www.kensakusystem.jp/yokkaichi-vod/video/R03/R030614-4.html

 
小野なり子千代田区議会議員

「・・・

例えば、自分の身体が悪くなって移植が必要な状況になってしまい、もし中国ですぐにでも移植ができると言われたら、場合によっては苦しさを早く解決がしたいということで、もしかしたら自分も行くかもしれない、ジェノサイドでありそして人権問題であるということを知らずして自分がその加害者の加担になるようなことも、もしかしたらあるんじゃないかと思いました。

別に移植をする方、した方を攻めるということではなくて、知らずにしているということが非常に問題であるというふうに考えております。

そしてもう一つですけれどもやはり中国にもいろいろ方がいて、私も中国の知り合いお友達います。ほとんどの人が普通に暮らしていてもしかしたらのこうした事態を知らない可能性があります。
自分の国でこうした人権問題があるというふうに知った時、
まさに中国にいる人だって黙ってはいないんではないかなというふうに感じています。

・・・
学生さん、若い人に知っていただくことが非常に大事だと思ってます。
私がインターン毎回受けてるんですけれども、その中で学生さんの中では人権問題に関心を持っている方がいます。

・・・

事の重大さがわかれば、若い人でも理解をしていきそしてそれがよろしくないんだと、だめだと、そういう時代を私たちが引き継いでいてはいけないんだと、その上できっと 物事を広げてくれる人たちはいっぱいいるんじゃないかなというふうに思っています。
是非これからもしっかりと勉強していきたいと思っておりますのでまずはここにいらっしゃる皆様にご指導いただきながらと思っています。よろしくお願い致します。


地方議員の会 副代表世話人 石橋 前広島県議による
「臓器収奪に関する過去3年の世界の動き」の説明:

石橋林太郎 前広島県議

2019年6月
「中国臓器狩り民衆法廷」の裁定発表(英国ロンドン)「強制臓器収奪は実際に行われてきており、今日も続けられている」

2020年3月
韓国:臓器移植法を修正国外で移植を受けたものは帰国後30日以内に保健省に報告する義務がある

2020年6月17日
米国:ウイグル人権法が成立、2021年1月19日中国が国際法上の犯罪となる「ジェノサイド」及び「人道に対する罪」を犯していると認定
【人権に関する動き】

2021年2月22日
カナダ議会(下院)は中国が東トルキスタンでウイグル人及び他のテュルク系住民に対してジェノサイドを行っていると認定する決議案を採択
【人権に関する動き】

2021年2月25日
オランダ議会は、新疆ウイグル自治区のウイグル族の状況についてジェノサイドと認定する動議を欧州で初めて可決
【人権に関する動き】

2021年3月18日
国際人権団体アムネスティ・インターナショナル中国が新彊で行う弾圧政策により、親と子が数年にわたって互いに引き離されているウイグル人の家族が、世界中に数千組いる可能性があると報告
【人権に関する動き】

2021年3月22日
アメリカ、イギリス、カナダと欧州連合(EU)は、中国の新疆ウイグル自治区での人権侵害に関わったとして、自治区の当局者らに対し資産凍結や渡航禁止などの制裁を発動した。
※G7で日本だけ決議なし
【人権に関する動き】

2021年3月
米国強制臓器摘出停止法案超党派により提出◎違法購入者のパスポートを拒否・取り消し◎世界各国の臓器狩り状況の報告◎臓器収奪に関わる…ー移植医の養成を報告ー機器の輸出禁止ー従事する職員・機関の制裁

2021年6月
国連人権委員会「法輪功学習者、ウイグル人、チベット人、イスラム教徒、キリスト教徒を含む中国で拘束されている少数派からの臓器狩りに非常に危機感を募らせている」と声明を発表


2004年に殺害され臓器収奪された疑いがある父を娘へのインタビュー動画

野村:
2004年に拘束された 法輪功の学習者の父親が 中国の北京郊外の収容所にいれられて、臓器を取り出されたらしいという・・そういう学習者の娘がインタービューに答えています。その動画をご紹介します。

 

 
 

拘束中に死亡した父 | 韓愈(ハン・ユウ)


付さんからの話:(スピーチの一部を紹介します。)

 ※付偉彤(日本語読みは、ふえいとう)で、法輪功学習者。 2013年に来日し、日本の大学を卒業し、東京 法律事務所で勤務。
中国大連に住む、母の毛嘉萍(もうかへい 54歳)さんが6/2 に不当に逮捕拘束されてる。拷問や臓器狩りの恐れもあるため、衆議院会館前、外務省前、中国大使館前で不当逮捕を訴え、国会議員にも陳情。署名を1000名以上集める

「・・・・
6/5にネットで母が逮捕されていることを知りました。
家族からは一切連絡がなかったため、調べてみたら大連出身の毛氏が逮捕された 詳細は不明 というニュースを見つけました。まさか母じゃないかと思い、中国の父に連絡して確認してみたら、母でした。

詳細不明だったので、何度も何度も父に連絡しましたがが、父は何もわからないの一点張りで、話しても、「誰にも言わないでください。」「どこにも行かないでください。」「なにもやらないでください」といわれました。あとから考えると、これは、とても怪しいと思いました。
これは父親の言葉では無いのではないか、父の携帯が盗聴されており、詳細はおしえることができなかったのではないか、父が中国共産党に脅迫されているのではないかと思いました。

父からは何も聞けなかったので、他の親族に聞いてみたら、7/1に中国共産党創立100周年を記念する行事があるため、全国的に法輪功学習者の逮捕が行われており、ネットの情報によれば、大蓮だけでも、6/1から3日間で29人の法輪功学習者逮捕されていることがわかりました。

母が逮捕されて3週間以上たっており、関連部門からの連絡もなく、母からの連絡もなく、当時は毎日泣きました。でも泣いてばかりでは何も解決しないので、母のために救援活動をやりました。中国大使館前の抗議活動のメディアの報道で、世界に拡散されていますが報道が初めて掲載されてからの翌日に父から連絡があり、父が中国共産党から脅迫されてることを打ち明けました
父が、私がこういう活動をやめて、記事をとりさげなければ、父が仕事を失う 失業させられることになってるとのことでした。
父からは、「海外で違法な事をやっているでしょう」と言われました。
私は 「違法な事は一切やっていません、わたしがやっていることは、法律で守られている事です。中国共産党が違法な事をやっていますよ」といいましたが、わかってくれず「違法な事をやっているならば国に帰って下さい」と言われました。
 父との連絡は20分かかってないとおもいますが、おねがいだから、そういった記事を取り下げてください。といった話をされて、最後まで父に叱られました。あなたのせいで、わたしはこうなっていると、言われました。

中国は一人っ子政策なので、子供は私一人です。なので、父からは、ずっと愛されてきましたが、ここまで怒られたのは初めてでした。
今思い出しても、本当に泣くしかないです。
でも母のために、私は、声を出し続けないと、母のために声をあげる人は他に誰もいないです。だから父に怒られても、中国共産党に脅迫されてもやるしかないと思っています。

母が逮捕されて1ヵ月近くたって大蓮の留置所にいることがわかりました。
中国でも、留置所にいても家族と面会する権利があります。家族と電話する権利があります。家族や友達と手紙とか送る権利が有ります。
でも2ヵ月たっても、父も、母の親族も1度も母と会うことができませんでした。連絡も一切ありませんでした。毎週 母宛てに留置所あてに手紙をおくっていますが、1回も返信が返ってきません。もう母がこの世に消えているように感じました。
ただ、自分の記憶の中にいる存在の人・・・
それでも、周りの方から言われることは「会えなくても 毎日留置所に連絡してください」ということでした。じゃないと、母に周りからの関心がないと、臓器狩りされる可能性が高くなる と言われました。
・・・・
機会をいただき、母の窮状を陳情させていただきました。
皆さんの力で、早くこういった法輪功学習者やウイグル人・チベット人に対する迫害・臓器狩りを止めていただくよろしくお願いいたします。


野村:

先程、ハンさんが話されていると、遺体を面会した時に、100人の警察がいて、厳重に警戒していたとそういった状況で、一瞬の隙をついて、遺体をシャツをまくり上げてみると、喉からお腹まで黒い縫い後が入っていたと・・・

そういった状況で、証拠写真を撮ったりするのが不可能な状況で、証拠が無いので手をこまねいているわけにはいきません。

毎年10万から、臓器狩りによって殺されていること、その最大のターゲットが法輪功の学習者であったり、あるいは、ウイグル人・チベット人等の少数民族であったりとか、あるいは地下キリスト教の信徒であったりとか、そういった中国共産党に従順でない マイノリティグループが大量に拘束されて、日々日々・一刻一刻命が奪われています。

そういった状況でなにができるか、
われわれが、全世界が一丸となって声を上げていくしかないと、臓器狩りをやめろと Stop Medical Genocide 医療虐殺をやめろと、声を上げていくしかないと思います。


レオンリー監督作品の新しい映像作品について:

野村:
臓器狩り犯罪のみならず、中国共産党の非人道問題を告発し続けているカナダ在住の
レオンリー監督がいます。彼が作った代表的な作品である「馬三家からの手紙」は国際的な数々のドキュメンタリー賞を受賞しましたが、そのレオンリー監督の新しい作品がありますので、最後にそれを紹介します。


「Rag Doll(ラグドール)」紹介

本作は、信仰を理由に母親が中共政権によって殺された、5歳の中国人少女の悲痛な物語を描いています。

レオンリー監督へのインタビューより:
「私は長い間、中国の人権問題をテーマにした映画を制作している。そんな中、中国から逃亡した幼い孤児たちと出会う機会があった。彼らは犠牲者だ。なぜなら、両親が中国で不当に逮捕されたからだ。中には、学校を退学させられたり、ホームレスになり、拷問を受けた子どもたちもいる。この映画に描かれているシーンの大部分は実際の出来事であり、私が中国の孤児たちに行ったインタビューに基づいている。映画についてあまり多くを明かさないが、それが本質的なストーリーだ。」

 
 

※カナダ・ブリティッシュコロンビア州で毎年開催される「レオアワード(Leo Awards)」のベストアニメーション映画部門において、最優秀アニメーション賞、最優秀美術賞、最優秀脚本賞、最優秀監督賞を受賞。


閉会の挨拶(地方議員の会 副代表世話人 三井田孝欧 元柏崎市議):

「・・・
現在進行形でもある、この臓器狩りの問題について
私は一つ気になっているのが、中国側が、これを警戒をし始めてきたんじゃないかなと思っています。
今日証言されたお話にもありましたが、中国側が警戒すればするほど、闇に潜るということが出て来るので、以下に我々が世界の方にこれを伝えるか、日本国内の多くの方にこれを伝えるかということがキーかなと思っています。
 そのために、より多くの、今日お集まりいただいた皆さんの力をお借りするしかないと思っています。
 これからもまた、一緒に力を合わせてこの問題の解決に進んでいければと思っています。本日は、お集まりいただき、誠にありがとうございました。

ライブ映像の内容

 
 

 
 


集会の前、中国大使館に臓器収奪の停止を求め忠告書を届けました。

笠間昇 綾瀬市議と丸山治章 逗子市議(写真提供:森本氏)

 笠間昇 綾瀬市議、丸山治章 逗子市議(SMG地方議員の会 代表世話人)が多くの警察官が警備する中、中国大使館前にて、忠告文を朗読し、その後、笠間市議とともに書面を中国大使館のポストに投函しました。

忠告書の原文は以下の通り。

忠告書

 

 カナダの人権弁護士デービッド・マタス氏及び前アジア大洋州局長のデービッド・キルガー氏の調査により、「中国で監禁された法輪功学習者から臓器収奪が行われており」(2006年報告書)「年間、低く見積もっても6万から10万件の移植手術が行われている」(2016年報告書)との結論に至った。

 また、旧ユーゴスラビアの国際戦犯法廷で議長を務めたジェフリー・ナイス卿が、英国ロンドンの民衆法廷の裁判長として、中国において臓器移植のために囚人が殺害されることが続いており、その犠牲者には監禁された法輪功学習者が多数含まれているとし、中国は法輪功学習者及びウイルグ人に対して、人道に反する罪を犯していると結論付けた。

 さらに、国連人権委員会では、法輪功学習者、ウイグル人、チベット人、イスラム教徒、キリスト教徒を含む中国で拘束されている少数派からの臓器狩りに非常に危機感を募らせていると声明を発表した。

 これらの事実を踏まえ、中国政府に次のことを強く求める。
 被害者の大半を占める法輪功学習者、また、全能神教会などのキリスト教徒やイスラム教徒、そして、ウイグル人やチベット人などの民族を含む中国で拘束されている全ての少数派への弾圧や監禁、虐待を今すぐ中止し、少数派の人権を守ること。少数民族の持つ固有の言語や文化、歴史を保持すること。再教育機関と称する大規模な強制収容所に収容されている全ての人を今すぐ開放すること。強制臓器収奪をやめること。

 中国の古典、易経に「積善の家には余慶あり、積不全の家には余殃あり」との言葉がある。今、中国は分水嶺に立っている。歴史上類を見ない人類史上最悪のジェノサイドを続けて国を亡ぼすのか、あるいは、国連常任理事国として誰からも尊敬される立派な積善の国になるのか。日出国よりここに忠告する。

 

令和3年7月27日

中華人民共和国 習近平 国家主席 殿

 

SMGネットワーク臓器移植を考える全国地方議員の会 

代表世話人 丸山治章


集会の後、衆議院議長に「中国における強制臓器収奪に関する調査及び人権問題を非難する決議を求める陳情」の陳情書を提出しました。

衆議院議長の秘書に陳情書を渡す丸山市議と笠間市議

 笠間昇 綾瀬市議、丸山治章 逗子市議(SMG地方議員の会 代表世話人)、野村旗守(SMGネットワーク事務局長)とともに大島理森 衆議院議長の秘書室を訪れ、陳情書を提出しました。陳情書では、この6月に国連人権委員会の人権専門家が「法輪功学習者、ウイグル人、チベット人、イスラム教徒、キリスト教徒を含む中国で拘束されている少数派からの臓器狩りに非常に危機感を募らせている」と声明を発表したこと、および、今国会で「中国における人権問題等を非難する国会決議」が成立しなかったことに触れ、国会および政府に、国際社会に対して積極的な働きかけを行うことを求めています。

以下は陳情書の内容です。

中国における強制臓器収奪に関する調査及び人権問題を非難する決議を求める陳情

 

 この6月、国連人権委員会において、12名の人権専門家が「法輪功学習者、ウイグル人、チベット人、イスラム教徒、キリスト教徒を含む中国で拘束されている少数派からの臓器狩りに非常に危機感を募らせている」と声明を発表しました。

 しかし、我が国においては、今国会における「中国における人権問題等を非難する国会決議」の成立には至りませんでした。G7サミットの共同宣言に署名したにもかかわらず、G7で非難決議を出していないのはわが国だけとなっています。

 日本で腎臓の移植を希望する方は、1万2千人を超えていますが、そのうち6割の方は5年以上待っている状態で、20年以上待っている方も900名弱います。移植手術を受けられるまでどのくらい待つかと言うと、約15年です。そして、海外の待機年数は、アメリカでは約5年、カナダでは約7年になり、すぐに移植できるものではありません。

 それが、中国へ行くと、数週間で手術が受けられるのです。追加費用を払えば、2日で手術を受けられます。常識から考えて、そんなに都合よくドナーが現れるはずがありません。

 英国では、ジェフリー・ナイス卿を始めとする各国の弁護士や教授らによって、「中国での良心の囚人からの強制臓器収奪に関する民衆法廷」が開かれました。これは、独立した民衆による法廷で、強制臓器収奪に従事してきた可能性のある国家等による国際犯罪について調べるために設けられたものです。

 2019年6月の最終裁定では、判事団全員の一致をもって、中国でかなりの期間、極めて多くの無実の囚人から強制的に臓器収奪が行われてきており、法輪功学習者がその主な臓器源となっていて、近年ではウイグル人もそれに加わり被害者となっていることが結論付けられました。

 加えて、移植に使える臓器を入手するまでの待ち時間が異常に短い事、法輪功学習者とウイグル人が無実の罪で強制収容され拷問を受けていること、中国が最近設置した自主的ドナー制度下での「適格なドナー」だけでは全く供給を満たすことはできないこと、強制的に臓器の収奪が行われた直接的及び間接的な証拠があったことも確認されています。

 また、法輪功学習者やウイグル人が強制収容された施設は、人類史上最大規模の施設であり、その数は実に1,000箇所を越えているという調査結果がドイツの研究者から報告され、各国公的機関からは100万人から500万人ものウイグル人が強制収容されたとの報告もあります。

 正当な理由もなく収容された人々に対して、洗脳教育・拷問・虐待・人体実験を疑わせるようなことが行われていることが、欧米メディアの取材や生還者の証言、流出した文書や内部映像からも明らかになってきています。

 私たち有志からなる超党派の地方議員は、このような重要な問題について、ぜひとも国会でとり上げて頂き、政府としても、国際社会に対して積極的な働きかけを行って頂きたく、切にお願いをするものです。


関連報道

 

【大紀元】中共の蛮行を糾弾せよ 全国地方議員有志が集会、国会議員も複数出席
https://www.epochtimes.jp/p/2021/07/76663.html

 

【世界日報】中国国内での違法臓器移植に抗議声明
https://www.worldtimes.co.jp/picture/124709.html