習近平国賓招聘にあたっての声明

習近平国賓招聘にあたっての声明

 

 

中華人民共和国が国策として行う自国民に対する臓器収奪とその売買は、間違いなく今世紀最大の人道犯罪の1つであると言える。国際的な人権規範が確立されつつある今日に於いてなお、同国では民族や信仰を理由として拘束された良心(無実)の囚人から――多くの場合、生きたまま――臓器を抜き取り、共産党幹部とその一族、そして国内外の富裕層らの患者の需要に応じて提供する生体ビジネスの蛮行が半ば公然と、そして現在進行形で横行していることが判明している。

 

具体的な犠牲者はウイグル・チベットなどの少数民族、そして法輪功・地下キリスト教会などの信仰集団である。共産党の一党独裁支配に批判的と看做された彼らは、数百万の単位で拘束され、国家管理の労働収容所のなかで奴隷労働を強いられている。そして、血液型検査を受けさせられた上で、既に1兆円産業と化した移植用臓器の提供源として待機させられているのである。

 

この「営利ジェノサイド」とも言うべき国家犯罪を指揮する最高指導者こそ、中華人民共和国国家主席であり中国共産党総書記である習近平に他ならない。その習近平を国賓として招聘することは、ヒトラー級の人道犯罪者に皇室の接遇を用意するということであり、わが国の歴史に万劫末代に及ぶ汚点を残すことになりかねない。

 

我々、SMGネットワーク(中国における臓器移植を考える会)は習近平の国賓招聘に強く反対すると同時に、現在進行中の国家犯罪である中国の強制臓器収奪とその売買に関し即刻の中止を求めるものである。

 

 

令和2年1月31日
SMGネットワーク
(中国における臓器移植を考える会)
代表/加瀬英明