米国務省は20日に発表した2022年度の人権報告書のなかで、中国共産党政権による良心の囚人からの強制的な臓器摘出に言及した。国務省担当官は同日の記者会見で、この問題は米国の懸念事項であり、今後も継続的に注視していく考えを示しています。

 

米国務省、中国の臓器強制摘出問題を「継続的に注視」 人権報告書でも指摘


 

アントニー・J・ブリンケン国務長官

 

米国務省は20日に発表した2022年度の人権報告書のなかで、中国共産党政権による良心の囚人からの強制的な臓器摘出に言及した。国務省担当官は同日の記者会見で、この問題は米国の懸念事項であり、今後も継続的に注視していく考えを示しています。

 

また人権報告書では、2022年4月に出された米国移植学会誌の論文についても触れています。

 

これによれば、米国移植学会誌で、臓器提供者が臓器を摘出する前に正式に死亡宣告を受ける必要があるという「デッドドナールール(臓器を得るためにドナーが殺されてはならないことを要求する倫理的・法的規則)」に、中国が違反していることを示す査読付き研究論文を発表しており、著者らは中国語圏の移植専門誌の論文2,838件を分析し、71件で、医師が脳死を正当に判断する前に行われた臓器移植そのものが死因であることを明らかにしています。

 

 

【米国務院】2022 人権実践に関する国別報告書: 中国(香港、マカオ、チベットを含む。) ※英語

https://www.state.gov/reports/2022-country-reports-on-human-rights-practices/china/

 

【大紀元】米国務省、中国の臓器強制摘出問題を「継続的に注視」 人権報告書でも指摘

https://www.epochtimes.jp/2023/03/142298.html

 

【SMG】米移植学会誌において、中国で臓器摘出が脳死前に行われている証拠を示した論文が発表

http://smgnet.org/22-4-us-journal/