2020年7月8日 フジテレビ『とくダネ!』中国での臓器移植報道を受け、緊急集会を行いました。コロナ禍の厳しい状況の中、感染症対策のため、人数制限等がありましたが、多くの方に来場いただきました。 メディア関係者、在日ウイグル人、法輪功学習者等、各界関係者のご協力のおかげで、この問題について認識を深めることができました。

2020年7月8日 フジテレビ『とくダネ!』 中国臓器移植報道を受け、緊急集会のご報告

 

2020年7月8日 フジテレビ『とくダネ!』中国での臓器移植報道を受け、緊急集会を行いました。コロナ禍の厳しい状況の中、感染症対策のため、人数制限等がありましたが、多くの方に来場いただきました。

 

 

メディア関係者、在日ウイグル人、法輪功学習者等、各界関係者のご協力のおかげで、この問題について、認識を深めることができました。

 
 
 
※Youtubeチャンネル「まほろばジャパン2」より冒頭の挨拶部分

2020年6月16日 放送 とくダネ!「日本から中国へつないだ“命のバトン”」の内容(文字起こし)

 
※集会で紹介した英BBC報道「中国の臓器移植産業の疑惑?」
 

※写真提供:森本毅篤氏


集会当日


野村旗守(ジャーナリスト、SMGネットワーク事務局長)の発言

野村:
一人の中国人技能実習生で24歳の女性が心臓病にかかり、日本の藤田医科大病院で治療していたが、移植が必要になり、中国大使館からチャーター便が用意され移植手術を行ったという美談報道があった。これについて、視聴者の90%以上は中国臓器移植の真実を知らない。中国へ行けば一か月で移植手術が受けられる。綺麗な病院でコロナウイルスの影響もなさそうだ。では、自分も、という人が出てくるのではないか。最近コロナで話題になった藤田大学病院は移植手術の数が日本で一番らしい。中国政府が彼女の為だけにチャーター便を飛ばした? 彼女は共産党幹部の孫でもないのに。問題はドナーは一体どこから来たのか、ということだ。
 
<イギリスBBC 2018年作成 「中国の臓器移植産業の疑惑」の上映>
 
2つの報道の内容の違いをご覧頂き参加者のお話しをお聞きしたい。
双方共、一面の真実と言ってしまえばそれまでだか、何を持って何を報道して行くのがジャーナリズムの役割なのか?との観点から考えたい。
そこで参加者からお話しをお聞きしたい。

三浦小太郎氏(評論家、日本ウイグル協会事務局長)の発言

三浦:
とくダネ!の医療ジャーナリスト伊藤さんは、分かっていると思う。それに現場の医者が中国の状況を知らないと言う事は信じられない。数ヶ月前から1人のジャーナリストが患者を追っているが、本当は患者の個人情報は簡単に病院が出してはいけないはずだ。背後に何かしくまれたものを感じる。流したフジTVは、責任がある。事象を美談に仕立てあげた。できれば、フジTVはSMGの意見を入れた番組を作ってほしい。今のままだと、中国のプロパガンダを流していることになってしまう。現場のメディアの人達は知らないと思うが、ジャーナリスト、医師が知らないではすまされない。

医療ジャーナリスト 日比野 守男氏の発言

日比野:
藤田病院の医師達は日本移植学会に入っている。移植学会のスタンスを分かっているはず。以前、浜松医科大学の診療拒否の件で訴訟があったのは藤田病院の医師も分かっているはずだ。
ということは、これは藤田病院の宣伝なのではないか?
フジTVは安易にもこれに乗っかってしまったのではないだろうか?
フジ産経グループは、中国嫌いのはずだが、礼讃している。どういうことだろうか。
報道した中日新聞は愛知県で8〜9割がシェアされている新聞社である。
こういう報道は背景が分かっていなければならない。浜松の訴訟があったのだから分かっているはずだ。それなのに、背景を無視して美談に仕立てた。それを批判や抗議をする人がいない。藤田病院は中国での違法な臓器移植に警鐘を鳴らずべき立場なのに、明らかに病院として協力し、中国の宣伝に使ったと思う。藤田病院、フジテレビ、中日新聞は責任がある

被害者の立場から(ウイグル、法輪功)


ウイグル人 アムティー氏の発言

アムティー:
冊子14ぺージ天津第一中央病院の院長、沈中陽は、2000年に日本に留学し、移植技術を習った。その後、沢山の中国人医学生に教えた。
(大紀元から 天津第一中央病院院長 沈中陽に関連する動画の上映)
300万人のウィグル人が強制収容所に容れられている。100万人は奴隷労働の為中国内陸部企業へ売られている。100万人は、政治犯の罪を被らされ収容所から刑務所に変わって容れられる。100万人は、40歳以下30歳前後の若者で中国の内陸に移される。内モンゴル、河南省、山東省、天津その他へ移される。その後の行き先は刑務所かもしれない。
こういった人達は罪の無い法輪功、ウイグル人、チベット人もいる。だから、報道の女性は帰ったら移植手術を2.3日で受けられると思う。

 
ウイグル人の行列
 

(内陸の駅で行列させられているウイグル人の映像)

これがその映像 彼らがは皆死んでいると思う。
中国当局の言い分は、イスラム教を信じる事はテロリストになることだ(だから殺しても構わない)。
中国警察は取材に対して、彼等はテロリストだから接触出来ないと拒否する。

野村:
人間扱いしていない。頭から黒い袋をかぶせられて移動させられている。甘粛省天水駅だと思う。数百人のウイグル人が奴隷労働力として運ばれている。
昨年、アムティさんは国際刑事法廷に、日本人有志と一緒に中共を人道に対する罪として訴え受理された。この後どの様な反応が帰ってくるかはまだ分からないが今後の国際刑事法廷の動きに注目したい。


ウイグル人 グリスタン・エスズ氏の発言

エスズ:
ウィグル人のハラール腎臓被害について話したい。
イギリスに亡命中のウイグル人エンヴァー・トフティ医師によると、1990年代にウイグルの病院で働いていた時から、ハラール腎臓売買については聞いていたという。当時3、4か月間いなくなり戻ってきた遠い親戚や知り合いやウィグル人の子供の内臓検査を頼まれた。その時の子供は大丈夫だったが、その後、1,2年の間に100人近くのウイグル人の子供の内臓を検査。その結果、3人の10代前半の子供のお腹に傷があり、片方の腎臓が取られていたと話された。

その後彼は1995年に上司から声をかけられ、夜に山奥に連れられた。銃声が聞こえた。刑務所の死刑囚が殺される処刑現場だった。10人位の人達が倒れていた。その内何人かは右胸を打たれていた。そして命令により内蔵を取り出した。当時、罪の意識は無かった。党の洗脳の下で育ち、上司の命令は絶対に正しいと思っていた。それが初めての経験だった。

そこから推定するとウイグル人が腎臓売買の被害者となったのは1990年からスタートして31年以上経過している。

よく小さい頃、聞いた事だが、親戚の○○さんの子供がいなくなった!○○さんの娘がいなくなった! 内陸部で売られた! と聞いた。 羊を売って内陸部へ子供を探しに行く親の姿を見たことがある。子供は、亡くなっているか、人身売買されて物乞いをさせられるか、泥棒にされるか。見つかるケースは少ない。

2005年以降、中国は監視カメラ体制は強化されている。中国側は、安全の為と謳うが、いなくなる子供の数が減っていない。ビデオカメラに子供をさらう事が映されない。政府の組織によるものではないか? 

2015年迄はウィグル人の親達が子供を探す為のコミュニティを作りラインやウイチャットの様なもので探したが、そういった探す為の情報をネットに投稿する事が取締の対象になり止められた。

hospital
映像へのリンク
ハラール腎臓売買は北京に専門病院を建ててアラブ諸国の裕福な人達に移植手術が出来るという事を宣伝する為事、ビデオを撮る事が出来た。提供しているのは、ウイグル人の腎臓、内臓である事が裏付けられる。

中国のテリトリーの中にイスラム教を信じているウイグル人がある。
内陸部に行かされた20歳〜50歳代前の100万人近くの男性は、ウルムチターミナルを40日間以上停止させて、内陸部に送り込まされた。履歴が2018年にある。男性達は秘密警察に容れられ、ハラール臓器の資源となり売買にされたと裏付けられる。
中国で2007年3月31日に成立した法律で当時の温家宝首席が承認したものがある。

第3条 いかなる組織や個人も人体器官の売買に関与してはいけない。
第4条 赤十字社は法律に違反しない範囲で人体器官の贈呈を宣伝して良い。
第7条 人体器官の贈呈は自ら志願した場合に限る。無償提供とする。
第9条 18歳以下からの提供は禁止
第10条 生存者からの臓器提供は、贈呈者の親族又は3親等以内の血縁者に限る
中共の臓器移植はすべて自国の法律に違反している。
ウィグル人は羊の肉を食べる。
ウィグル人の内蔵は大きくて機能が良いと、中国の医療関係者の間で言われているらしい。

(収容所に容れられる前のウイグル人の写真と、出た後の証拠写真)

出所後やせ細り胸部にくぼみとメスの跡がある。死後は通常ボイラーの中で焼却される。イスラム教には火葬の習慣はないにもかかわらず。

現在、強制収容所に300~450万人以上のウイグル人が容れられている。国際社会の世論の圧力に耐え切れず、一部の100万人以上が内陸部の安い労働者にさせられて、その一方でウィグル地区に漢民族を移住させ、ウイグル人を分散させている。 100万人以上に対し、「礼拝した」、「髭をはやした」、「海外のイスラム風のビデオを観た」など72種類の中から罪を選ばせる。
5年から15年の執行を言い渡し、刑務所送りとなる。刑務所の規模が拡大し、食糧提供が出来なくなった場合には刑務所のウィグル人を餓死させると、自分達が食べる物が余る。
フジテレビは、日本には14000人のレシピエントがいて、日本のメディアが中国の移植手術は1週間~2か月で出来る、素晴らしといと報道した。カシュガル市の空港の道には内陸へ移送する為の人体運送通路がある。
大手空港会社が1年間で実績として500の内臓を内陸へ輸送した。健康なウィグル人は財源であり、肝臓は15万7千ドルする。 医者の美徳倫理の無い者に知識と力を与えてしまった事を皆さんに知って頂きたい。
SMGホームページや日本ウィグル協会ホームページで常に新情報を知り、声を挙げて頂きたい。

野村:
若干補足します。7か月間で500の臓器がウィグルから中国へ送られた。この事は、中国の大手航空会社、中国南方航空のウェブサイトに「実績」として書かれている。
実はこの会社、冒頭のフジTVで日本へチャーター便を出した会社でもある。
ハラール臓器の説明
ウィグルでは、イスラム教の教えにより、豚は不浄とされている為、羊肉のみを食べる。だから、イスラム圏の人からは、ウィグル人の臓器は清浄な臓器と見なされ重宝される。北京市内にイスラム圏の人達の専門のハラール病院があり、ハラール臓器を移植する専用病棟がある。


法輪功学習者 楊貴遠氏の発言

楊:
中国では、軍事大学教師で博士号を取得している。法輪功学習者となり、2000年に失職した。その後、法輪功弾圧抗議の為、北京の天安門に行き、7日間拘束され、2年の強制労働を言い渡され実行された。中では拷問を受けた。彼等は法輪功学習者に対しては転向という特殊な命令をする。法輪功を辞める誓約書、懺悔書、密告書の要求があり、これらの3つを拒否する人に拷問を加える。私もその一人である。2003年に釈放されたが、監視をされて、正常な生活は出来なかった。妻の姉が日本国籍を取得していた為、2004年に、妻子と三人で日本へ行き安心した生活を送っている。19ページの写真は、天安門での抗議写真

天安門で横断幕を法輪大法好と掲げていた所、7日間拘束された。この問題は、多くの人達が拘束され臓器収奪が行われているのに、暴露されない事である。
一つの理由として中国政府の政策にある。
1人が拘束されると周りの親族が連座される。
その為、周りの人に迷惑をかけない為に身分証明書を破棄し、身元を明かさない。この事は中国には都合が良い。その結果、好き放題に色々な事が出来、便利である。最初の臓器収奪は死刑囚に対して行われた。
90年代、改革解放最前線学生の頃、お金も集まり、犯罪が増していた。私の博士課程の友人のクラスメイトが処刑場から死体を救急車で広東州省に運んだ。それらの犯罪者はその行為を、隠す為に家族にも言わなかった。処刑後、臓器収奪の対象となった。
中国の医学院の死体サンプルにもされた。
中国は古くから火葬せずに土葬する。サンプル用死体は財源であり、死刑囚だけでは対応出来なくなり、法輪功、ウィグルからも収奪される様になった。国家犯罪だ。
天安門で抗議した法輪功学習者は数百万人と言われている。弾圧迫害者を施設に収容し、臓器収奪の為の待機状態者になっている法輪功弾圧は今もなお進行形であり危険な状態に置かれている。

野村:
法輪功学習者の臓器はタバコを吸わず酒を飲まず人気があるという。キルガー氏、マタス氏の覆面調査により、病院へ法輪功の臓器を下さいと電話で問い合わせると、内には法輪功の臓器が、ありますと返事を受けた映像もあった。
フジテレビに対してどうしたらよいか。


SMGネットワーク事務局 根本氏 の発言

根本:
フジTVへのアプローチについて
フジTVプロデューサーに会って話し、中国の実体説明をしようと試みた。なかなか繋がらなかったがようやく医療系チーフディレクターと、その下のディレクターの二人が要望に応えられるか分からないが話しを聞くので横浜で会うと言ってくれた。7日火曜日に、野村さん、丸山先生と私の3人で会う予定だっが、豪雨の取材で都合が悪くなったとの事で15日金曜日に伸びた。会って実体を伝えて、新たに番組を作って頂きたい意向である。

野村:
目的は、フジTVに抗議や謝罪を、求めるのではなく、国民に広まってしまったかもしれない誤解を解き真相を伝えたい。私も同様に中国に行って移植手術をしたいと言う人達が出てくるかもしれない。これは、殺人に繋がる、加害のリスクを負っての手術になると伝えたい。
先進国では中国での臓器移植を禁ずる法律がある。日本も法改正に向けたい。また、このフジTV報道を反面材料として利用したいと思っている。その為にはどの様にすれば良いか。


SMG全国地方議員の会代表世話人 丸山治章氏の発言

 
丸山:
フジTV報道を見て移植待機者1万人以上の人達からの立場から見れば行きたくなると思う。通常、待機者は長くて20年であるのが、中国では数ヶ月で行けるからだ。背景が知らされていない。医療ジャーナリストは詳しいはずなのでは? フジTVホームページの感想欄に、誤解を受けやすいのではと意見を出した。定期的に出したいと思う。皆さんもやってみて下さい。

厚労省では今の日本の法律で充分に対応出来ていると言われていて、法改正の動きは無い。国会議員連盟もまだ無い。あるのは日本ウィグル国会議員連盟で取り上げられる可能性があるがなかなか進んでいない。地方議員の仲間と共に活動をしてきているので、引き続き活発化して行きたいと思う。先日、この問題に、対するテレビ朝日の日本ウイグル協会のローズ理事の番組のアナウンサーの発言は、フジTVとは逆でありフジTVと、TV朝日の報道体制の差を感じた。


フリートーク

日比野:
日本移植学会に働きかけると良い。日本移植学会は浜松の件ではキチンとした対応を取ると言っていた。和田移植以来日本の移植が止まってきた。何故かというと、30数年間ドナーの人権をどうやって守るかの論争だった。日本移植学会は臓器移植をやりたかったが、国民が信用しなかったのは和田移植があったからで、移植学会は国民に頭を下げて、ドナーの選定をクリアに一点の曇りも無くするのでやらせて下さいと行脚し、シンポジウムも開いた。それで少しずつ緩和し1995年移植学会が出来た。そこまで苦労した事を移植学会は皆知っている。和田移植から日本移植学会は患者の人権を重視した。そういう事は敏感に残っている。今回の事を言えば然るべき人達は分かる。学生の時にドナーを尊重し、透明性のあるプロセスを作ろうとした。今は和田移植の人達はいなく、その下の人達もいなくなっている。

野村:
和田移植は1968年。北海道大学で初めて心臓移植手術が行われた。日本移植学会は、移植技術を磨いて積み上げてきた。その技術が中国に伝わった。技術を学んだ中国で一番大きな移植病院である東方移植センター天津第一病院のトップが今、中国臓器移植を支えている。日本は既に、間接的な加害責任を追っている。更に日本の患者が中国に行って手術を受けたら加害の上に加害を重ねてしまう。何とかこれを止めるために法改正へ持って行きたい。

古川:
日比野先生の本「「鳥の目」と「虫の目」で追った厚生労働行政」をお借りした。浜松裁判は、中国移植手術者の渡航後の診療拒否に対して患者に臓器移植法違反に相当すると患者側からの訴訟が起きた。厚生省が2017年末、渡航移植の為に支払った医療費について、海外医療制度を使い、一定額まで医療保険から払い戻す事を決め健康保険組合等に通知した。これに対し保険適応が渡航移植を促進しかねないとの批判があるが、

1.日本の臓器摘出ネットワークへの登録をする事
2、日本の主治医の紹介状の提出の義務付け等の要件を定めている事
以上から厚労省は、営利目的の移植ツーリズムで移植を受けた患者は、保険適応からは除外出来るだろうと説明をしていた訳だが、藤田病院は移植ネットワークの登録していて、紹介状も提出出来るという事で、これが盛んになれば保険も支払われるという事である。日本の保険から払い戻しも受ける事が出来て移植ツーリズムも可能になるという事を藤田病院はこれからやろうとしているのではないだろうか・・・
中国大使館は日中の美談として、ツイッターやホームページで宣伝している。報道では、NHKと東京新聞、中日新聞、AFPは新華社の引用でやっている。中国共産党の雑誌も人民中国も、美談として挙げている。中国大使館の文章を引用し、写真はとくダネからのを使用している。人民中国は公の中国政府の広報誌である。

その媒体が中国大使館ととくダネ!であり非常に重たい事だと思う。

 

日比野:
厚労省が想定しているのは、従来アメリカ、オーストラリアなどで、移植手術をする時には信用出来る。日本では臓器不足であるから、日本の医師が個人的な繋がりがあって、アメリカのスタンフォード大学の外科医の所なら私も知ってますよ、などと紹介状を書く。アメリカもきちんとしたシステムの中での前提があるから招待状を書く。そういう場合は健康保険は適応しますという事。 中国へ日本の移植医が紹介状を書かないだろうという前提があった。それが今回、無くなり、ひっくり返った

野村:
厚労省へ電話し、中国で移植手術をしたら保険はどうなるのかと聞いたら、国籍の区別は設けていないとの事だった。

日比野:
今までは良識的な判断するという前提があった。中国に対し日本の医師が紹介状を書くとは不想定であり、破った事になる。前提が狂った。これから厚労省がどうなるのか。日本の健康保険を持っていなくても自費負担で日本で手術を受ける事は可能である。今、日本では殆どの移植手術が保険適応になっている。日本での移植手術は、自費診療か健康保険適応かとの事だけである。アメリカ、オーストラリアでの前提が狂う。移植学会に伝える対策要求する必要がある。

野村:
藤田は臓器移植で金儲けを想定したから出来た。中国への渡航移植の保険が下りてしまう。法規制のしばりの必要がある。 BBCのディレクターの発言では、中国の前提とは国家資本主義であり、共産党が儲かるなら何でもやる。我々とは前提が違う国だということをしっかり認識しておかなればならない。

日比野:
渡航移植にはアメリカ、ドイツもあって、日本の主治医が紹介状を書いていく。
日本の5%は海外で手術する。患者には子供もいる。金額は自己負担で募金活動がされる事もある。中国に頼めば、数百万でも出来る。今回、藤田が通した。日本の臓器移植の根本精神が崩れてしまう。

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